SCIX では、兵庫県下の小学校・高校の先生と協力して、スペースボールを活用した授業の方法について研究を開始致しました。スペースボールは、サッカー、アメフト、ラグビー、バスケットボールなどゴール型球技に共通する重要概念である「スペース」を楽しく体験して学ぶのに適した、SCIXオリジナルのスポーツです。

まず、2003年10月17日（金）、兵庫県太子町龍田小学校を訪問致しました。当日は快晴、小学5年生のこどもたちは、期待の中にもちょっぴり不安の混じった表情で、芝生のグランドに入場してきました。総勢17名のこどもたちです。芝生の上で準備万端、待っているのは萩本コーチ、武藤コーチ、野田コーチの3名です。

緊張した顔で並ぶこどもたち。担任の森澤先生の指導で挨拶をします。さっそく練習の開始です。まずは楕円のボールに慣れること。思わぬ方向に転がるボールにこどもたちは新鮮さを感じてくれたようです。自分の体の回りでボールを回したり、両足の間を8の字に回したり、だんだん慣れてくれました。次にパスの練習や、ボールを使った鬼ごっこなどをして、ステップアップしました。

そして最後はゲームです。こどもたちには、スペースボールのゲームは初めてですが、一生懸命、アタック、ディフェンス、パス、ラン、と元気に飛び回りました。最初は出なかった声もだんだん出せるようになりました。途中で、コーチが「こっち、こっち。こっちのスペースが開いてるで！」と声をかけると、ピンと反応するこどももでてきました。

最後に、こどもたちとコーチが挨拶をして、楽しく授業が完了しました。SCIXではこの活動を通して、さまざまなゴール型球技に興味を持ってくれるこどもたちが増えることを期待しています。