■ 第2期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』 第2回目となる第2期 「SCIX近畿セブンズブロックアカデミー」の練習会が行われました。参加者は、Aチーム15名、Bチーム15名の計30名。この日は、直前まで、7人制日本代表の関西地区のトライアウトが行われていたこともあり、女子7人制日本代表ヘッドコーチを務める浅見氏が指導を行いました。 練習はまず浅見ヘッドコーチが、女子7人制が何を目指しているのかを説明。香港セブンズでのエピソードなどを交えながら、日本の目指すスタイルについて、熱く話してくださいました。その後、女子15人制代表チーム関西地区トレーナーを務める井上氏の指導の下、ウォーミングアップ。そしてAチーム、Bチームに分かれて本格的なトレーニングへと入っていきました。Aチームは、ハンドリング練習の後、パス練習、アタック&ディフェンスを実施。浅見ヘッドコーチは、「ハンドリングはチームに帰ってもできる練習を考えました。ハンドリングスキルは数をやることで向上しますし、普段の練習でクセのついている選手もいますから、基本を覚え込ませるという意味でも有効だと思います。またパスについてはまだ体ができていない選手も多いので、数多く放ることでパスの能力は伸びると思います。ロングパスは必要なスキルですから、もっと攻める意識をもってスペース能力とともに高めて欲しいですね」と練習の意図とポイントを語ってくれました。Bチームは、グリットを使ったパス練習をはじめ、ボールを持って仕掛けるプレー、3対2、4対3などの練習を行った後、試合形式に近いアタック&ディフェンスの練習を実施。財田先生は「中学生チームはどうしてもボールのあるところにみんなが集まってしまうから、メイクラインが遅れる。ポイントができたら、常に3人が残ってラインを引き、ボールをどんどん回して相手のいないところを攻めるようにしよう」とアドバイス。最後にシャトルラントレーニングを行い、第2回練習会は終了しました。 練習後、今村コーチは「今日の練習で、走ることがどれだけ重要か、走らないことには勝てないということが分かって走っている人と、そうでなくただコーチに言われた練習だから走っているという、二通りがいることが気になりました。ただ言われたから走るのと、重要性が分かって走るのでは、身に付き方が違うということをしっかり自覚して欲しい。やらされている練習ではアカデミーの意味がない。もっと前向きに取り組む姿勢を見せて下さい」と総評。財田先生からも「今日気になったのは、自分たちが何を目指しているか、トップを目指してやっているという意識がものすごく足りないということでした。私はトップを目指すんだ、日本代表になるんだという矢印が自分に向いていない。だから練習中も緊張感が欠けたり、やらされる練習になってします。自分の中でどこを目指しているか、もう一度考え直し、最後までやり切れるように、見つめ直して次回の練習会に集まろう!」というお話がありました。アカデミー生の皆さんには、両コーチの言葉を糧に、トップを目指すという気持ちを持って、突き進んでいってもらいたいと思います。 |
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