『第2回SCIXスポーツ・インテリジェンス講座』〜コーチングを考える:個を育て、集団・組織を動かすコーチングとは〜が、『キリカエ力(りょく)は指導力、常識も理屈も吹っ飛ぶコーチング』(監修・平尾誠二理事長、梧桐書院:刊)として、一冊の本になりました。ちょっと思考、視点をキリカエるだけで、人を育て、動かす力がついてくる。平尾誠二、宿沢広朗、山口良治、山田久志、玉木正之、永井洋一各氏が講座で語った内容が、ポイントごとにまとめられています。スポーツで培われる知的能力の多くが、ポータブルスキルとして一般社会でも役立つはず――。SCIXのメッセージがこの一冊につまっています。
 

□内容(抜粋)

キリカエ1 意識改革 平尾誠二
◎特殊な技術や戦略より、人をとことんやる気にさせる
 「根の力」が必要になってきている
◎指導者にもっとも重要なのは「立ち位置」かもしれない。
 これが定まらないと人は動かない etc

キリカエ2 決断遂行 宿沢広朗
◎頭脳を働かせて、たくさんのノウハウをつくり上げていく。
 ノウハウとは「戦略」「戦術」「情報」です
◎戦力とは、言うまでもなく人材の確保。
 ただし、メンバー全員が「ナンバー1」である必要はない etc

キリカエ3 人心把握 山口良治
◎その人が、いいか悪いか、値踏みして選別するのが、 
 上司や教師、指導者の仕事ではない
◎知識や方法論も必要でしょう。
 でも、理屈だけでは人の心の中へ入っていけへんで etc

キリカエ4 逆境脱出 山田久志
◎悪夢の大エラーが、私の「見方」を変えた。
 人生、どこでどう変わるかわかりません
◎うまくいかなかったとき
 いかに早く挽回のチャンスを与えられるか、
 それが指導者の力量でしょう etc

キリカエ5 役割 玉木正之
◎「コーチ」の語源は馬車。競技者を目的地まで運ぶ
 これがコーチの真の役割です
◎「チームプレー」と「団体行動」は、
 同じように見えて、実はまったく違うもの etc

キリカエ6 知力 永井洋一
◎「言われた通りにやれ」という指導は、
 前頭連合野の発達を止めてしまう
◎ほかの動物にはない「個を高めたい」という欲求は、
 人間なら誰もが持ち合わせているはず etc

※各氏敬称略

『キリカエ力(りょく)は指導力、常識も理屈も吹っ飛ぶコーチング』
監修・平尾誠二理事長
梧桐書院 刊
定価1.470円(税込み)

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