SCIXでは平成15年度の新たな取り組みとして、スポーツ指導者を対象にした派遣コーチング(有料講習会)をスタート。その第一回目として、ラグビーをツールにした地域社会の活性化、ジュニア層の育成などに取り組む「静岡ラグビーコミュニティ」の依頼を受け、ラグビー指導者向けの技術講習会を現地で開催しました。

□ 依頼先

静岡県沼津市「静岡東部ラグビーコミュニティ」

□ 派遣コーチ

SCIXラグビー部・萩本光威ヘッドコーチ
神戸製鋼ラグビー部・池上王明選手

□ 日時、場所

7月6日 11:00〜14:00 三島市・日大御園グラウンド

□ 参加者

沼津市、三島市、裾野市などの高校、クラブ、自衛隊チームの指導者及び選手の皆さん、約40名が参加。

□ 概要

当日は雨上がりのため、参加人数やグラウンドコンディションが心配されましたが、現地に着いてみると地元チームの指導者・選手ら約40名がアップを終えて待っていてくれました。心配されたグラウンドも立派な芝生で萩本コーチも「これなら十分」と太鼓判を押すほど。時間通り始まった講習会では、まず萩本コーチより「ラグビーはまずボールを持って走ることが基本。そこから相手を抜くが始まり、抜けない場合の選択肢としてパスやコンタクトプレーが生まれる。これをおろそかにスーパー12のような、見せるラグビーに走ることは、皆さんのレベルのラグビーの指導としては方向性が違う」という指摘があり、そのための指導法として約10m幅のグリッドの中で、走る、抜く、交す(パス)、ぶつかる(コンタクト)等の基本練習がみっちりと行われました。
後半はモール、ラックの技術的な指導が行われ、その延長の実践練習として6対6、8対8のアタック&ディフェンスが行われました。その後、先方より特にリクエストのあった「ラインアウト」の技術指導を池上選手に行っていただき、最後は「スペースボール」でいかに広いグラウンド、スペースを使い切れていないかを体験。普段の練習から「スペースの概念」が持つことがいかに重要かを知ってもらい、3時間に及ぶ講習会を終了しました。

当日の様子はこちらから
 
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