第3期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』
第3回女子セブンズ練習会

日時:2013年7月15日(月・祝)9:00〜12:00 
場所:神戸製鋼灘浜グラウンド人工芝

 7月15日(日)、第3期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』の練習会を灘浜グラウンドで行いました。この日は中学生が、9月に開催の「太陽生命カップ2013第4回全国中学生ラグビーフットボール大会」の予選を兼ねた「第34回関西中学生ラグビーフットボール大会 」の練習会があるため欠席となりましたが、京都精華女子中学、上宮太子中学校、和歌山県立田辺工業高校の女子ラグビー部員が参加し、中学生23名、高校生21名の総勢44名がグラウンドに集合。「今日はいつもより多くのチームが一緒に練習することになります。こういう機会はなかなかないので、頑張っていきましょう!」と、神戸甲北高校・財田幸治先生が声をかけ、練習会はスタートしました。

 まずは姫路北高等学校・宇都宮靖人先生の指導のもと、全員でウォーミングアップ。その後、中学生を中心とした育成部門と高校生中心のハイパフォーマンス部門に分かれての練習へ。

 ハイパフォーマンス部門は、SCIX今村順一コーチ、武藤規夫コーチが指導しました。はじめに行ったのは、ディフェンスのリアクションドリル。これはアップ・コールをして、ディフェンスライン上にポジションをとり、相手を想定してノミネート、今村コーチが手を叩く音に合わせて飛び出します。立ったままで、うつ伏せになった状態から、正座した状態から起き上がってなど、さまざまな状態を起点にして行いました。続いてグリットを使ったディフェンスのリアクションドリル。4つのマーカーを正方形に置き、後ろ走りや横走りで、グリットを1周しますが、各コーナーを通過する際、マーカーにしっかりタッチしないといけません。2チームに分かれて行い、速さと正確性を競いました。さらに、1対1でディフェンスをかわす方法やステップの使い方を習得してもらおうと、グリッドを使ったランニングドリルを実施。

 今村コーチから「ステップは自分から前につっかけておいて、相手の重心の逆をついてステップを切る」「相手の立ち位置を見て、内側にスペースがあったらステップイン、外側に抜けると思ったら外で勝負。相手が動かない内に、初めから決めつけてしまって前に出るのはダメ」などとアドバイスが送られました。

 その後、2対2のアタック&ディフェンス、2チームに分かれてアタック&ディフェンスへ。今村コーチからは「外のスペースを意識するあまり、全員が外へ外へとフォローに走り、展開が遅れだしています。全員が外に入らなくても良いですし、しんどいと思ったらSOの位置に入っても良いです。そのときには先にSOのポジションに入っていた選手が内側を空けてやる。そうすればワイドに展開してもスピードも落ちず、スムースに展開できます。ポイントは誰がSOに入るか。常にコミュニケーションを取りましょう」と指示が入りました。最後はタックルドリルを実施。はじめは正面から、次に斜めから入るタックル、3人一組になって一人目がタックル、2人目がオーバー、3人目がパスをするタックル&ディフェンスなどを行い、練習会は終了しました。

 育成部門は、2チームに分かれてタッチフットボールを行った後に、4人一組となりパスドリル、そしてディフェンスドリルを実施。コーチからは「ディフェンスは体重を片方にかけ過ぎないこと。相手がどちらに抜けてきてもいいように構えること。攻撃は相手が体重を掛けた側の反対から抜くように」と声がかけられました。さらに3対2のディフェンスドリルを行った後、再び2チームに分かれてタッチフットボールへ。
最後にコーチから「今日は基本的な練習をしました。8/1からは菅平合宿ですが、そこですぐにコミュニケーションが取れるように、お互いのことを知り合ってから帰って欲しいと思います。仲の良いチームは強いチームであるということを忘れないで欲しい」と話しがあり、こちらも皆ケガをせず、無事終了しました。 
第3回練習会も、非常に内容の濃いものとなりました。


 
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