■ 第2期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』
第12回女子セブンズ練習会 
日時:2013年2月11日(月・祝)9:00~12:00 
場所:神戸製鋼灘浜グラウンド人工芝

12回目となる第2期『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』の練習会を2月11日(月・祝)、灘浜グラウンドにて開催。今回の練習会には、石見智翠館高校女子ラグビー部も加わり、約30名の選手が参加しました。

SCIX武藤規夫コーチ、今村順一コーチの指導のもと、まずはボールを使ってウォーミングアップ、そして前回の練習会でも行った円になってのパス回し、さらに2チームに分かれて相手にボールを奪われないように10回パスをつなげるテンパスを行いました。続いて、二人一組になり、パートナーをおんぶしたままで、ゴールラインから22mラインまでダッシュする、おんぶダッシュを5本した後、ハンズパスの練習へ。SHから出たボールをインサイドに走り込みながらつないでいきます。コーチからは「ボールをキャッチしたらワンモーションで!パスのスピードを意識して!」「もっと声を出して!」など指示が。

次に、飛ばしパスを入れながら、パスをつなぐ練習を実施。続いて、5人一組になって、パスをつないで、5人目までパスが回ったら、コーン付近にダウンボール、そこに素早くSHが寄って、メイクライン。これを3度繰り返します。その際、ハンズパスや飛ばしパスを使わないといけないのですが、一度目はなかなか思い通りにいかない様子で、皆、ミスを連発。コーチからは「声は出ているが、ボールキャリーに伝わっていない。しっかり相手に伝わるように声をかけよう」とアドバイスがありました。
フィットネストレーニングを間に挟んだ後、グリットを使って狭いスペースでアタック&ディフェンス、再びフィットネストレーニングを挟んで、コンタクト練習へ。その後、アカデミーチームと石見智翠館高校チームに分かれて、試合形式に近い、フルコートを使ってのアタック&ディフェンス。アカデミーチームは、外にスペースがあっても、選手から声がかけられていない、2人目3人目のフォローが遅いなどの課題が出ました。最後に、タッチした人はゴールラインまで走るというル—ルの変則タッチフットを行い、3時間にわたる練習会は終了。

練習を振り返り、石見智翠館高校女子ラグビー部副キャプテンの中美咲さんは「ハンズパスなど基本が練習でできていないと試合でもできない。練習から基本プレーをしっかり意識してやっていきましょう」と感想を述べました。続けて、アカデミー生の竹内佳乃さんが「いつもコーチから練習でやっていることをアタック&ディフェンスやタッチフットに生かすようにしようと言われていますが、それが今日も出せていなかったように思います。しっかり意識していけば、もっと良い練習になると思いますので、次は頑張りましょう!」と言えば、7人制や15人制女子日本代表の経験を持つ辻本つかささんは「月に1、2度でもこのような練習の機会があることは素晴らしいことだと思いますので、この練習で得たことを試合で出せるようにして欲しいと思います」と話しました。

最後にSCIX美齊津二郎理事が「1つ1つの練習が試合へとつながるようにコーチがメニューを組んでいますが、タッチフットや試合形式の練習を見ていると、実際につながっていません。なぜそれがつながらないのか、皆、しっかり考えて欲しい。また選手同士、遠慮があるように思います。たとえば前にスペースがあいている時、声をかけているのに、その選手が気づいていなかったら、その後にちゃんと注意しないと。互いに指摘し合うことができる仲間になって欲しい」と総括。アカデミー生の意識の変化を期待しています。

 
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