■ 第2期 『SCIX近畿セブンズブロックアカデミー』
第3回女子セブンズ練習会/第8回北区ラグビーフェスティバル参加
日時:2012年7月22日(日)
場所:神戸市立森林植物園

兵庫県内の幼稚園、小学生、中学生、高校生、そして女子チームが集結し、それぞれのカテゴリーで熱戦を展開する「北区ラグビーフェスティバル」。今年で8回目を迎える同フェスティバルに、第2期「SCIX近畿セブンズブロックアカデミー」が、昨年に引き続き出場しました。参加したメンバーは、中学生14名、高校生10名の計24名です。1試合でも多く経験を積むことが、レベルアップの近道となります。「うまくなりたい」という気持ちが強い彼女たちは、参加を楽しみにしていた様子でした。

まずは、中学生、高校生に分かれて、練習を実施。中学生は武藤コーチが、高校生は、今村コーチが指導しました。今回は、それぞれ、タッチフットボールと7人制の試合に出場。中学生チームの中には、初めて試合に臨むという選手がいることもあり、練習は、7人制のルールの確認からスタート。その後、2チームに分かれて、試合形式で練習を行い、流れを掴みます。高校生チームは、パス練習から開始。それから5対1、5対2、5対3のアタック&ディフェンス。「アタックは素早くメイクラインするように、ディフェンスはプレッシャーを早くかけて!」とグラウンドに今村コーチの声が響き渡ります。

 そしていよいよ試合へと突入。中学生チームの1試合目は、タッチフットボールから急遽タグラグビーへと変更され、タグラグビーに慣れない選手たちはとまどいを隠せませんでしたが、徐々に反応が良くなり、相手のタグをめがけて突進します。しかし序盤の失点が響き、敗戦となってしまいました。試合後は、2戦目の7人制のゲームのために、タックル練習。武藤コーチが「タックルした後は、次のプレーヤーがディフェンスしやすいように、相手の上になるように!」とアドバイス。その後行われた7人制の試合は、経験者が初心者をひっぱり、後半、ナイストライが連続して生まれました。

高校生チームの1試合目は、2010年7月に発足した石見智翠館高校女子ラグビー部と対戦。今村コーチは「ディフェンスはコンパクトに。パスでスペースを作っていこう」と声をかけます。序盤は、固さが見られ、相手にトライを立て続けに奪われますが、次第に動きが良くなるとオフロードでボールをつないで反撃のトライを奪います。結局、この試合は敗れましたが、選手たちの表情から、手応えを感じた様子が見受けられました。

2試合目は、神戸甲北高校女子ラグビー部との一戦です。開始直後からボールを継続し、相手陣内でプレーしますが、ミスからボールを奪われ、先制のトライを献上。しかしその後は落ち着いた試合運びを見せ、3トライを奪って、逆転勝利しました。今村コーチは、選手たちの健闘ぶりを讃えた後、「全体的にボールを持ち過ぎてしまって、パスができなくなる場面が多かったので、パスする間合いに気をつけましょう」など、今日出た課題を指摘。課題も多く出ましたが、彼女たちにとって、大きな経験を積んだ大会となり、ひと回り成長したように感じられました。今後のさらなる成長に期待したいと思います。

 
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